どうも、takです。
以前、ブラックと分類されるSES企業でエンジニアをやっていました。
安月給にも関わらず労働時間は月平均で約250時間。
当時、子供が産まれたばかりなのにろくに顔も見れない状況が続きました。
そこで転職を決意。
実際に転職をしたら、年収が80万上がりました。
月の残業時間も20時間未満で至って普通で、200時間を超えることもほとんどなくなりました。
この記事は事実ベースで以下の内容をお話します。
- そもそもなんでSES企業に入社したの?
- 転職でなぜ年収80万も上げられたの?
- ブラックなSES企業をどうやって脱出したのか?
- 転職活動のポイントは?
- 実際利用したオススメの転職エージェント
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なんでSES企業に入社したのか?
SES企業に就職した理由
28歳になる年、ほぼ未経験でIT企業に転職したためです。
※「ほぼ」未経験と言っているのは新卒でIT企業に入社し、約1年間働いていたためです。
この話は長くなるので割愛します。
将来に不安を感じ、とにかく手に職をつけようとIT業界を選びました。
ほぼ未経験ですので、まずは経験を積んでスキルを蓄えようと考えました。
なのでこの時、企業を選ぶ際に重視したのは会社の雰囲気です。
雰囲気を重視したせいか「平均残業時間20時間前後」と求人票に記載されているのをいいことに「裁量労働制」には目をつむってしまいました。
コチラの記事で裁量労働制については書いていますが、裁量労働制は成果型の雇用契約で残業代が発生しません。
客先に常駐するSESとは非常に相性が悪い制度です。
「未来投資」や「資本金」などの問題から裁量労働制を採用している中小規模のIT企業は数多くあります。
所属している社員が恩恵を受けることはありません。
少し話が逸れましたが、SES企業は中小企業が多いので入社しやすいのです。
IT業界未経験者がステップアップに利用するにはいいでしょう。
経験を積んでスキルを蓄えたら転職すればいい。
そう考え、SES企業に入社しました。
SES企業も悪いことばかりじゃない
ブラックブラックと言ってしまったので勘違いされる方もいらっしゃると思いますので弁明しておきます。
全てが全てブラックだった訳ではないんです。
労働時間が給与に反映されていないためブラックだったのです。
しかし、他の部分は基本的には良心的な企業でした。
その理由は4つです。
会社によってはいい制度がある
例えば制度。
コミュニケーションの場を積極的に設けていました。
そして、基本的に全て会社負担でした。
2ヶ月に1回の交流会と3ヶ月に1回の全社会、1年に1回の社員旅行がありました。
帰属意識が薄れがちなSES企業の対策です。
その会社には企業ソフト開発・パッケージ・コンサル・ゲーム開発・クラウド・サーバ・ネットワークと幅広い部門がありましたので、分野違いの人と会話し、情報を得られるのは非常に有意義でした。
ちなみに、交流の場がめんどくさい人は全社会以外は基本的にいませんでした(笑)。
しっかりアピールすれば評価されやすい
社長までの距離が近しいのが中小企業のメリットでもあります。
私の場合、入社1年でネットワーク関連資格を2つ取りました。
資格を取るだけでやる気があるとみなされ、割りと簡単にアピールできちゃいます。
資格を取るにも、朝1時間早く出社し勉強するということをしていました。
遅刻もしないし、勉強しているアピールもできる、結果評価が上がるという寸法です。
と言う感じで、工夫すれば簡単に「アイツがんばってるぞ」となります。
当然、コミュニケーションの場が多いのを利用して「俺はこれだけやっている」をしっかりアピールしてます(笑)
ちょっと頑張ればすぐに管理職になれる
上記のようにアピールをしつつ、管理職への興味を示していけば管理を任せてくれます。
まずは一部の新人社員の管理を任せてくれました。
人数が増え、次第に課の管理に。
最終的にはネットワーク部の管理をやりました。
管理職の経験は一エンジニアとしては見えない視野の広さが必要になりますので非常に学ぶことが多かったです。
また、多くの部下と交流することにより様々な考え方を吸収できます。
履歴書でも強いアピールポイントのなりますので非常にいい経験でした。
上記から様々な経験を通しスキルを蓄え、転職への足がかりとしたのです。
転職でなぜ年収80万も上げられたの?
上記でも書いていますが、整理すると以下です。
- 継続を重視し知識を身につけた
- 積極的に行動し仕事を学んだ
- その結果IT技術と仕事術の両面でスキルが身についた
継続を重視し知識を身につけた
ネットワークエンジニアとして入社しましたので資格の勉強を通し知識を身につけようと考えました。
入社約2ヶ月でCCNAを取得、その8ヶ月後にCCNPを取得しました。
これは決して短い期間ではありません。
短期集中でやれば社会人でも、もっと短い時間で取得できるかと思います。
しかし、 無理なく継続して勉強することに重点を置きました。
そして、継続して勉強することを習慣化したのです。
その習慣は根付いており、今でも朝一時間前に出社して勉強しています。
積極的に行動し仕事を学んだ
派遣先でのパフォーマンスも大事です。
自身の存在感をアピールするのです。
一番わかりやすいのは積極的なコミュニケーション。
自ら声がけを行うことで仕事を巻き取っていきます。
あざとくタスクを見つけて「これ僕がやっていいですか?」と声を掛け続けました。
その結果、複数の派遣先で信頼を得ることができました。
結果、ネットワークチームの管理を任されたのです。
自ら仕事を巻き取ることで、どう仕事をこなすか考えます。
考ええて実行することが成長に繋がります。
その結果IT技術と仕事術の両面でスキルが身についた
上記の2つで技術と仕事術を身に着けました。
一見するとガムシャラに頑張ったように見えるかもしれません。
が、それは違います。
よく見て頂ければわかると思いますが、ちょっとした努力を継続しただけです。
それにより結果はが後からついてきます。
継続は力です。
継続することでスキルを蓄え次に活かす、もっと言えば、未来に活かすことができます。
ブラックなSES企業をどうやって脱出したのか?
では、どうやってブラックSES企業を脱出したのか具体的にお話します。
- まずはスキルをつけること!
- 派遣先で信頼を得ておく!
- 転職エージェントをうまく活用する!
一つずつ見ていきましょう。
まずはスキルをつけること!
前項にも書いたとおり、まずはスキルを身に付けましょう。
必ずしも資格や特別なスキルが必要と言うわけではありません。
経験が浅くても今は求人数が多いため、条件がいい会社に転職しやすいのは事実です。
しかし、転職をより有利に進めるためにはやはりスキルが必要です。
スキルがあることにより求める企業も増えますし、選択肢は更に広がります。
条件がいい企業に入るためにもスキルを蓄え、できることを増やしておきましょう。
派遣先で信頼を得ておく!
派遣先で信頼を得ておくと転職活動がしやすいです。
理由は、派遣先の人達に
「うちの会社ブラックなんで転職活動します。しばらくはご迷惑おかけするかもしれません」
と根回しをしておけるからです。
根回しすることで、定時ダッシュで面接に行ったり、早上がりしたりすることが楽になります。
また、引継ぎなんかもスムーズです。
ちなみにこの方法はかなりブラックよりのグレーなので気をつけください(笑)
あくまでも信頼関係を築いた上での方法になります。
信頼関係ができていないと所属会社や仲介会社にちくられる恐れもありますので本当に気をつけましょう。
転職エージェントをうまく活用する!
転職サイトでも情報を得られますが、能動的に情報を取りにいく必要があります。
転職エージェントに任せれば条件に合った求人を探してもらえるし、履歴書や経歴書の添削もやってもらえます。
働きながらの転職はエージェントを使いましょう。
また、転職エージェントは3社に絞ることをオススメします。
なぜなら、3社以上だと情報が煩雑になるためです。
違うエージェントでも同じ求人を扱っていることが多々あります。
そのため、求人に応募した会社や面接が決まっている会社など被ってしまわないよう管理する必要があるのです。
なので、情報も得られ煩雑にならない範囲で登録するなら3社がいいと断言します。
ちなみに私は同時期に6社登録してひどい目に合いました(笑)
オススメの転職エージェント
実際に私が利用してよかった、オススメの転職エージェントを紹介します。
リクルートエージェント
言わずと知れた転職業界No.1エージェント。
転職活動を進めるにあたって「求人数」は重大な要素ですよね。
リクルートエージェントの求人数は他の追随を許しません。
一般公開している求人の他、10万件以上の非公開求人があり業界最多級。
「応募が殺到しすぎるから」「企業戦略上一般公開できない」など、非公開にせざるを得ない求人に出会うことができます。
キャリアアドバイザーの方も非常に好感がもてました。
私が転職活動したときは、感じのいいふんわりした女性で、とても丁寧に対応してくれたのが印象深いです。
丁寧に条件をヒアリングしてくれた上で、求人情報を提供してくれます。
一方で登録者が多すぎるせいか、その後の連絡は希薄になりがち。
能動的に連絡すると丁寧に答えてくれますが、進捗確認の連絡は他のエージェントより少ない印象です。
大抵の転職エージェントは求人の管理と提供を独自のシステムで行います。
リクルートも同様に独自のシステムをもっています。
これが非常に使いやすく、他のエージェントよりも1歩抜きん出ていました。
求人情報の提供、求人管理、エントリーや面接などの進捗管理、キャリアアドバイザーとの連絡をスムーズに行うことができます。
アプリもありWEBと連携しているの、出先でもスマホでいつでも求人をチェックできます。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは中堅の転職エージェントです。
大手転職エージェントになると登録者が多くキャリアアドバイザーが受け持つ人数も多くなります。
そうなると、過去に華々しい経歴を持つ登録者や有名企業出身者など、転職成功率が高い人が優先されがちです。
一方でマイナビエージェントの規模だと、登録者へのサポートが手厚くなります。
中小企業に在籍していた私にも親身になって対応してくれたのが印象的でした。
進捗連絡や状況確認などこまめにしてくれます。
それは企業に対しても同じことが言えます。
小回りが利きますので、大手が扱っていない求人情報などもあります。
6社登録していましたが、どのエージェントでも見かけなかった求人もチラホラありましたよ。
求人数は大手より少ないのは確かです
ですが、条件に合ったものをしっかり提案してくれるため、無駄に求人を確認する手間などがなくなります。
私の担当をしてくれたキャリアアドバイザーの方は(推定)20代後半の男性でした。
まずは転職の目的や優先事項を明確にし、条件に合った求人を提案してくれました。
非常に親身になって相談を聞いてくれたので、安心して転職活動ができたのを覚えています。
Tech Stars Agent
IT業界の転なら業界専門の転職エージェントを使いましょう。
キャリアアドバイザーは全員エンジニア出身でIT業界をしっています。
そのため、スキルやキャリアを見据えた転職支援を受けることができますよ。
自分に最適な職場が提案されるので、転職後のミスマッチも起こりにくいのが特徴です。
登録者のスキルを見て求人を提供してくれるため、収入の上がり幅も大きいです。
年収で550万UPの実績も。
素晴らしいスキルを持っていても自信で気付いていない人はIT業界には多くいます。
客観的な視点で自信のスキルを見てもらうことができるのはとても大きいですよね。
IT業界専門なだけに業界特化の非公開求人・独占求人も多数。
厳正な審査を通過し、厳選された求人を提案してくれます。
まとめ
IT業界は比較的、転職がしやすい業界です。
経験を積めば年収もついてきます。
が、スキルを適正に評価されないのがIT業界全体の風潮としてあります。
自身のスキルに見合った会社で適正に評価されるべきです。
今現在は求人数が多く、転職業界は売り手市場です。
しかし、それも2019年までと言われている状況です。
DODAが発表したデータを見ても、求人倍率の前年同月比が全体的に減少傾向です。
転職相談は無料でできますのでまずは相談だけでもしてみることをオススメします。