閃光の紅い割り箸ことtakです。どうもです。
“閃光の紅い”を付けると割り箸でもかっこよくなると思ったんですがダメでした。
さて、今回は人材系ITアウトソーシングの会社にスポットライトを当てたいと思います。
筆者は一度、IT企業に就職しましたが1年で辞め、数年後に別のIT企業に転職しました。
いずれも人材派遣型のITアウトソーシングの会社です。
延べ6年間、様々な派遣先で就業してきました。
その経験を基にお話します。
就職や転職を考えている方の一助となれば幸いです。
アウトソーシング企業とは?
アウトソーシングとは外部から調達することを言います。
IT業界においては、主にサービスや人材を別会社から調達することを指します。
つまり、アウトソーシング企業とは、サービスや人材などのリソースを提供する会社になります。
ITアウトソーシング企業に就職・転職するメリット
ITアウトソーシングの会社に就職・転職すると、以下のようなメリットがあります。
- 様々な仕事と職場を経験できる
- やりたい仕事ができる
- 派遣先が嫌になったらやめることが出来る
- 入社(就職・転職)しやすい
1つずつ解説します。
様々な職場を経験できる
案件や人にもよりますが、1つの派遣先での就業期間は1年~3年程度です。
そのため、様々な企業で働くことになります。
また、人材をアウトソースするのはほとんどが大手企業になるため、
就業先も大手企業のオフィスになることが一般的です。
当然ですが、企業によって文化やルールが違います。
就業先が増えることにより、学ぶことが増えるため、知識が多様化します。
同様に、就業先が変わるることで業務内容も変わります。
様々な業務を担当することで、業務の幅も広がるためります。
結果的にできることが増えるためスキルが向上し、多角的な視野を育むことができます。
更に、多様な出会いがあります。
尊敬できる上司、馬の合う仲間、異性との出会いなどなど。
著者は以前の就業先で出会った同い年の仕事仲間と6年来の仲となりますが、今でも飲みに行きます。
派遣先で異性と出会って付き合ったり、結婚したなんて話もちょくちょく聞きますね。
やりたい仕事ができる
所属会社との相談事項となりますが、派遣先の希望を出すことができます。
現在、どういうスキルがあって今後どういう風になっていきたいから、こういう業務をやりたい。
そのため、この案件(派遣先)がいい。
というのを営業に説明できれば大抵の場合は希望を聞いてもらえます。
例えば…
といった具合です。
まぁここまで詳しく説明する必要はないですけどね。
当然、アウトソースする会社も経験やスキルを見ます。
インフラ系の場合、経験もそうですが、資格が重視されがちです。
LPICやCCNA・CCNPなどの資格を取得しておくと有利になるでしょう。
開発関係はとにかく経験が重視されるため、経験と可能性をアピールしていきましょう。
就業先を比較的簡単にやめることが出来る
例えば・・・
- 派遣先の上司からセクハラ・パワハラを受けた
- 技術的にステップアップをしたい
- 派遣先がブラック企業
など明確な理由がある場合、就業先(派遣先)を変えることが比較的簡単にできます。
正社員が一度就職・転職した企業を辞めるとなると、諸々の手続きや転職活動など、就業先を変えるのは大変です。
一方、派遣社員は正社員と比べ、所属会社の営業や上司に対し適切な理由を説明し、承認をもらえれば就業先を変えられます。
入社(就職・転職)しやすい
先述した通り、人材のアウトソースをする会社は大手企業が多数を占めています。
大手企業は知名度があるため信頼があります。
そのため、自然と案件が集まってきます。
案件を受注すると、大手企業のプロパー(社員)が管理し、派遣社員がサポートする形で体制を組むことが一般的となっています。
大手企業に入社するにはいい大学に出たり、過去に実績を残していたりと条件が限られます。
しかし、ITアウトソーシング企業は中小企業が多く、学歴や経歴を重要視されないことも多いです。
理由は、人材が確保できればお金になるからです。
筆者も管理職をしていた時期、人事面接に参加しましたが、人柄やコミュニケーション能力を重視しました。
コミュニケーション能力があれば技術力は後から付いてきたり、カバーできるからです。
ITアウトソーシング企業で働くデメリット
逆に、ITアウトソーシング企業に所属するデメリットは次のようなものがあります。
- 派遣先を継続したくても打ち切られる恐れがある
- 派遣を定年まで続けるのは困難
- 商流により社員への給与が少なくなる傾向にある
- 派遣先の就業規則に合わせなければならない
- 派遣先が変わるたびに派遣先のルールや文化を覚える必要がある
派遣先を継続したくても打ち切られる恐れがある
自身が派遣先の継続就業を望んでも打ち切られる恐れがあります。
派遣先の予算の都合や戦力外通告などが考えられます。
予算の都合は誰にでも十分に起こり得ることです。
また、所属会社の都合で契約を打ち切る場合もあります。
派遣先の単価により、高単価の派遣先に移したいと考えるからです。
派遣を定年まで続けるのは困難
IT企業で努めた経験がある方はわかると思いますが、派遣社員で50歳を過ぎている人はほとんど見ません。
なぜなら、高齢で派遣を続けることが難しいからです。
派遣先が変わるたびにルールを覚えないといけない、仕事を覚えないといけない…
年齢を重ねると段々難しくなるのは言うまでもありません。
ですので、計画立ててステップアップし管理職方面に進むか、転職して社内SEになるなど、安定する道を選ぶ方が無難です。
商流により社員への給与が少なくなる傾向にある
商流とは、物理的な流通を「物流」と呼ぶのに対し、物理的でない流通を「商流」と言います。
ことIT業界に関しては、以下のような受注の流れになります。
大手企業A社 ⇛ 二次受けB社 ⇛ 三次受けC社 ⇛ 四次受けD社
- 元請けであるA社が人手が足りてないので、B社に人材の要請をします。
- しかし、B社もエンジニアが別案件で出払っているため、C者に依頼します。
- C社もB社同様、D社に依頼します。
- D社でいい人材が見つかったため、A社へ派遣が決定しました。
- D社から見るとC社の案件、同様にC社から見るとB社の案件になります。
上記のような派遣契約が続く限り、D社はC社に毎月マージン(手数料)を支払う必要がある訳です。
C社も同様にB社にマージンを支払います。
マージンがあるため必然的にD社にいく利益は減ります。
結果、社員の給与にも影響を与えるということです。
派遣先が変わるたびにやらなきゃいけないことが多い
メリットには派遣先がかわるたびに様々なルールや文化を学べると、色んな人と出会える書きました。
が、裏を返せば毎回その会社のルールを覚えないといけない、人間関係を構築しなければならないことになります。
若いうちは新たなルールなどを覚えるのは簡単ですが、年を取るたびに記憶力が低下するため徐々に厳しくなります。
人間関係の構築については、得意不得意など個人差があると思いますので、自分の特性を見直しましょう。
最後に
いかがでしたか?
メリットトデメリットいろいろあるかと思いますが自身の特性と考え天秤にかけてみましょう。
個人的には色んな職場で色んな仕事をし、色んな人と出会えたのは非常に大きな学びとなりました。
考え方や視野の広がり方は派遣特有かと思います。
スキルの幅も広がりました。
一方で、将来的を見据えたとき、高年齢まで続けるのは難しいと考えています。
そのため、自身のスキルを伸ばすためのステップアップにするといいでしょう。
IT業界は経験やスキルがあれば転職しやすい業界です。
1つの会社に固執せず、自身の可能性を広げてみてはいかがでしょうか。
こちらの記事でオススメの転職エージェントを紹介していますので合わせてどうぞ。